<< 2006年2月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>

粗大ゴミとアンティーク

今、日本で粗大ゴミを廃棄する時の取り決めってどうなっているのだろう?

日本にいたときは確か月いちくらいで粗大ゴミの日があったような・・・

月いちで粗大ゴミを捨てていかないと、買っていった物がどんどん溜まってしまう日本人の力強い購買力。

控え目に言っても微力なハンガリーの購買力。

だから年一度の粗大ゴミの日があるだけで家にものが溢れることがありません。

本日はブダペスト5番地区、年一度の粗大ゴミの日。

観光客にとっての目抜き通りヴァーツィ通りもその裏通りも歩道には溢れかえるゴミの山・・・

日本の粗大ゴミはまだ使えるものが多くて物を粗末にしているけど、ブダペストの粗大ゴミは本当に使えなくなった“物”だけが捨てられます。

通りすがりにチラッと見ましたが、真空管式のテレビ、角が丸まっている旧式冷蔵庫、錆びついたヒーターなど良くここまで使い切った耐久消費財たちの残骸。

この残骸たちも部品単位にばらせば立派に商品になるので、この粗大ゴミの日に沢山の人たちが群がります。

と言ってもその殆どはブダペスト近郊からやってくるジプシー達。



そして彼らにも専門分野があって大物電化製品のみ、古い写真や雑誌、古書など、上手い具合にかき集めています。

で、彼らの手によって収集されたゴミたちはリサイクルよろしく、ばらされて部品業者に売られたり、骨董屋に売られたり、はたまた彼ら自身で蚤の市に出店されたりして立派に生き返ります。

彼らのお眼鏡にかなわなかったゴミたちは、本日の夜から明日の朝にかけて市のゴミ清掃車に回収され、物としての命を終えます。

アンティーク市場もこのような地味な作業をする人をなくして成り立たないのでしょうね。

だって普通のコレクターは粗大ゴミの中に見え隠れするアンティーク品に手を出す勇気はありませんから。

↓粗大ゴミを満載した乗用車



Blogランキングへ
ranking001.gif

ヘレンド、出店ラッシュ?

ヘレンドといえばハンガリー陶磁器のナショナルブランド。

中国や日本ではかなり古い時代から磁器をつくっていて、ヨーロッパの王侯貴族たちにとって長い間憧れでありました。なぜかと言いますと、低い温度で焼き上げられた陶器を作る技術はヨーロッパにありましたが、硬質の磁器を作ることができません。

ですから、自分の領地でこの磁器を製造できたらと多くの王様たちが考えていましたが、失敗に次ぐ失敗。漸く、1710年にドイツのマイセンがヨーロッパで初めて磁器を焼き上げました。

それから約百年後、ハンガリーでヘレンドが誕生。19世紀、万博で数々の賞をかっさらい、その名声は不動の地位へ・・・

前置きが長くなったのでここらで主題を戻すと、ブダペストで4店舗目のヘレンド直営店が12月始めオペラハウス近くにオープンし、更に今週?(だと思う)街のど真ん中のヴァーツィ通りにも出店。

5番地区に3店舗も構えるとは、儲かってますねぇ。

最近は急増した中国人観光客がヘレンドの紙袋を持っているのをしょっちゅう見かけますし、コレクションの新発表の回転も速くなったみたい。

昨年だったか長らく濃紺の紙袋だったのがベージュにイメチェンしたし、他のハンガリー企業もこの積極的な営業を見習うべきですね。

12月にオープンしたヘレンド:Andrássy út 16 地下鉄M1-Opera下車
たぶん今週オープンしたヘレンド:Váci u. 19-21 タベルナ・ホテル正面

因みにニューオープンしたヴァーツィ通りの店の営業時間は10-19時、うれしい毎日営業です。

Blogランキングへ
ranking001.gif

ついに鳥インフルエンザ?

↑昨年10月、鳥インフルエンザの特集を掲載した雑誌の広告

鳥インフルエンザのニュースが世界を駆け巡っているので、ここハンガリーでも風説のためか鶏肉の消費量が落ちています。

と言うかアヒルや七面鳥、ガチョウなどの家禽類全てですが。

まあ食肉から感染された例が今までないとは言え、“鳥”インフルエンザ!致死率高い!と取りざたされては狂牛病=牛肉と同様に分が悪いですね・・・

それにハンガリー、7カ国と国境を接していますが、既に鳥インフルエンザ発生国、ウクライナ、クロアチア、ルーマニア、スロベニアと東側は全滅。データなんてなさそうな旧ユーゴのセルビア・モンテネグロは鳥インフルエンザがのこのこと侵入しても気が付かないだけで、イタリアまで飛び火しているところ見るとハンガリー発生のニュースは時間の問題とされていました。

それに昨日今日とドイツ、オーストリアでもとなると・・・

で、本日、ドナウ河に白鳥の死体が11羽とくればどういうことになるか:

ハンガリー北西部のドナウ河で白鳥の死体11羽が見つかる
ブダペスト2006年2月15日(MTI)

ブダペスト北部の町エステルゴム市のスポークスマンによると、消防隊と環境検査官によって11羽の白鳥の死体がハンガリー北西部のドナウ河の流氷から集められた。

更に多くの死体が見つかったが流氷に取り込まれていたために回収できなかった。

白鳥の死体はウィルス検査のため国立獣医学会に運ばれた。鳥インフルエンザ感染の有無は7-10日ほどかかるとのことである。

〜引用お終い

だけでは済まず、南部の町Nagybaracskaで発見された白鳥3羽からはH5系の鳥インフルエンザが検出され、今話題のH5N1であるか精密検査をするそうです。

まあなるべくしてなったというか、一応政府は前々から抗ウィルス製剤を備蓄していますし、鳥インフルエンザに対するワクチン開発に成功したと昨年政府発表がありましたので今のところ静観してますが・・・



↑Népszabadságからの写真

どうでもいいのですが、解剖する台って大理石なんですねぇ。

映画やテレビと印象が違う・・・

Blogランキングへ
ranking001.gif

キャビアの大量押収

キャビア、ブダペストでも結構売られていますよね、中央市場とかで。

スーパーなどに売られている300フォリントくらいの奴じゃありません。

あれはランプフィッシュといって北欧や寒い所で獲れるお魚からの魚卵。

俗に黒い宝石と呼ばれるキャビアはチョウザメ(↑の写真)の卵。

だから本物のキャビアにはチョウザメの絵が描かれていたりするけど、偽キャビアにはランプフィッシュの絵が絶対にないのです。

何故って、そんな絵や写真を包装に印刷したら誰も買わないですよ・・・こんな顔してますから。

で、ひとつキャビアにまつわるニュース:

絶滅危惧種のロシアキャビア、調査進行中
ブダペスト2006年2月13日(Magyar Hírlap)

ブダペストの店舗売られたロシアキャビアの関係について現在調査が進行中である。EU内ではチョウザメからとれたキャビアの取引には特別な許可が必要である。

ハンガリー国立調査局は1月中旬にブダペストの3店舗で取引されてきたキャビアについての報告を受け取った。その後、その店とロシアのサプライヤーの家宅にあった24万3千缶のキャビアを差し押さえた。警察の尋問に対して、そのロシアの輸入業者は数年前からキャビアを常時供給してきたと語った。

損害の総額は単純に見積もって15億フォリントとみられており、この種の違法行為の最高刑は禁固5年である。

他のEU諸国でも禁止された品物が取引されてきたとのことで近い将来、外国当局がこの調査に参加する見通しである。

〜引用お終い

昨年9月にはアメリカがキャビアを禁輸したし、今年早々にはワシントン条約の事務局も国際取引を禁止したりと高級食材業界、レストランにはお寒いお話が続いているようですが、種の保存、保護にはいいニュース。

でも時々チョウザメそのものが魚屋の店先に並んでいるけど、小ロットでどうにもならないキャビアの筋子が他の魚の卵や白子と一緒に売られていたりして・・・いや本当ですよ。


本日よりランキングに登録してみました。
よかったらワン・クリックお願いします。
Blogランキングへ
ranking001.gif

大聖堂の周りは白い絨毯

96m - 街にはこの高さの建物が二つあり、これ以上の建物はありません。

国会議事堂、それと聖イシュトヴァーン大聖堂。

そして高さを表す96mはハンガリー建国896年の最後の二桁を表しています。

数年前までは大聖堂正面の広場は駐車場で、多くの車や観光バスが行き来していて騒がしかったです。

今はモザイク仕立ての広場にかわり車の乗り入れは禁止、観光客の少ない真冬の日中は学校帰りの子供達の賑やかな声が聞えます。

ここ数日、雪が降ったり止んだり落ち着かない天気が続き、道路や歩道がすっかり綺麗に雪かきされているのにここ大聖堂前の広場は全くの手付かず。

日曜日の静まり返った午後の広場は、夏の喧騒から解き放たれてひとときお休みをいれている大聖堂と静寂の時を共有しています。

そりで広場を横切る親子の時もゆっくりと流れ、ぼんやりと眺めているこちらの気持ちも安らぎます。

はなさかじいさん?

こっちの冬を過ごすと、何で日本の都市は雪に弱いのか?と疑問に思ってしまいます。

北欧で雪が降れば、環境にやさしい不凍液なんかをまいて道路が凍結をするのを防ぐし、それなりの予算しかないハンガリーならば塩と砂を道路にばら撒いて、チェーン巻いたタイヤかスパイクタイヤを装備した車しか走れない状態のままにはしておかない。

11月からは24時間体制で人海戦術に頼る雪かき隊がブダペストには待機しています。

それにご近所さんの人たちも雪に覆われた歩道に無関心を装わないし。

雪が降れば、それっ!とばかりに食用にならない粗悪品の塩を勢い良く撒き散らす。

お店で働くお兄さんお姉さんも撒いているけど、やっぱり絵になるのはお爺ちゃん。

ちょっと背中が曲がっているけど、タバコの吸いすぎでゴホゴホしているけど、灰じゃなくて塩だけど、このときどばかり社会貢献している勇士をさらしているかのよう。

明日も雪が降るといいね、ブダペストの冬のはなさかじいさん・・・

冬の雪かき事情は“雪と氷と塩と砂”で。

流氷の記録その10

暖かくなったり、寒波が襲ったり、急にドカ雪が降ったりと目まぐるしい日々が続いたブダペスト。

流氷の話題ばかりではどこの国の話?となってしまいますので、ここらで観察記をまとめてご報告。

写真左から2月4日、5日、7日、8日、9日、10日と6枚つづりの豪華版をどうぞ。

寒さだけは落ち着いて連日マイナス3度-摂氏2度くらいで非常に過ごしやすく、冬の柔らかい西日は春の訪れを感じてしまいそう。でも全然まだだけど。

このままフェードアウトで今年の流氷はおしまいかな。

トラバント、クラッシュ!

共産時代そのままを凝縮したような乗用車、トラバント。

本場旧東ドイツでもお目にかかるのは奇跡。

でもハンガリーではまだまだ現役20万台が活躍中。

購入するのにも10年待ちは当たり前なので、男の子が生まれたらまずは取りあえず注文するなんて逸話があるくらい・・・いや、本当の話。

プラスティックのボディーなんて噂されたり、直列2気筒から吐き出される排ガスはエンジンを変えない限り今の世の中排ガス規制に引っかかるし、色々な伝説を聞いたことのある方もいると思います。

さすが合成樹脂のボディー製だけあって、ご覧のようにちょっとかすっただけでもフロント部分がプラモデル分解状態。

でもクラッシュしてなければ結構可愛いフェイス。80年代ホンダのBe-1のようでもあり、ローバーミニのようでもあり、廃車にするのが惜しいかも。



やっぱり人間考えることはそれ程変わらないようで、こんなボロいけど可愛い車を懐かしむ映画がありましたし。

ゴー・トラビー・ゴーという題名、でも日本では売り切れ状態の様子。

この時代錯誤のトラバント、ハンガリーのブリキ箱に仕舞うにはまだ早すぎる?

廃墟からの脱出

このボロボロの建物、何だったと思います?

取りあえず建物の周りに囲いをして部外者が入れないようにはなっているけど、浮浪者が住み着きそうな雰囲気。

実際にこの建物脇の道路高架の下には3人の浮浪者の住処があるし。

これでもブダペストの大事な大事な観光資源なのですが、工事資金調達の問題など色々ありまして、数年間ほったらかしにされていました。

で、やっと最近工事が着工され始め、その無様な姿をさらけだしているのです。

日本人的感覚ですと、いっそ建物全て壊してから新しく立て直せばいいじゃないかと思うのですが、一応建物が文化遺産なのでそうもいかないご事情。

ここまで裸体をさらした建築物に文化遺産も何もないと思うのですが・・・

完璧に改築した後はお湯を張って温泉に。

そう、数年間閉鎖され続けていたラーツ温泉の改築工事現場の写真でした。

ドナウ河沿いのルダシュ温泉も昨年末改築工事が終わってオープンしたので、その勢いでラーツ温泉もちゃっちゃっと工事を終わらしてくださいね。

もう一度言いますが、温泉、大事な大事な観光資源なのですから。

流氷の記録その9

あまり流氷がこなくなってしまいましたが、また週末から来週にかけて冷え込むというのでもう少し流氷ごとにお付き合いください。

その代りといっては何ですが、昨年の流氷の写真。

撮影時が2005年2月11日ですから同時期になりますね。

この時は1週間前にデジカメと一眼を電車に置き忘れてしまい、急遽古いポンコツ機での撮影。

最近のデジカメしか知らない方が見たら驚く、単3電池4本装備。

そんなデジカメ、マイナスの空気を当てたら3枚も連続して撮れないです・・・

だから今年はリベンジとばかり流氷に対して固執しているのです。

なので、“流氷の記録”と題しているのでドナウ川岸から今日の冷たい一枚も貼り付けておきます。



流氷の記録その8

まだ続くのか、このシリーズ。

流氷がどうにかヘロヘロやってくるので・・・
天気予報が当れば週末にかけて寒くなるから・・・

この辺りでしょうか、今流氷を追いかけるモチベーションは。

気温は日中零度前後ですが、本日は湿度が高くてドナウ周辺の景色は靄に覆われがち。

こんな時の体感気温は寒く感じるから、気持ちだけ気温が下がったみたい。



鵜たちもドナウの岸辺でたたずんでばかりだし、3羽仲良く流氷に乗っていたりと、流氷前線は小休止のようです。

- | - | posted by Szagami(さがみ)

流氷の記録その7

流氷の記録、そろそろ一旦ペンディングにしなければならなくなったようです。

週末から気温計が摂氏と零下の辺りをうろちょろするようになり、本日は流氷にはいい具合の気温に戻り始めましたが、時既に遅し・・・

夕日が映えるドナウの流氷、と思って撮ってみたものの、そこに写された画像はドナウに漂うゴミのよう・・・

週間予報では徐々にまた寒くなって来週月曜日にはブダペストの最高気温がマイナス11度、最低気温がマイナス18度になるらしいのですが、さて流氷の行方はどうなるのでしょうか?

そうそう、“流氷 ドナウ”でGoogleで検索してみるとハンガリーのブリキ箱がトップにきます。新参者のブログなのですがいいのでしょうかね?

| トップに戻る |