ビル・ゲイツとハンガリー首相


昨日、3月15日はハンガリーの革命記念日。

1848年にオーストリア・ハプスブルク家からの独立を求めて血を流した、正式名称“革命と自由戦争”。

でも統治していたオーストリア側から見ると、内紛であり反乱。

それに革命って、成功したら革命と呼ぶわけで失敗したらそうは呼ばないのでは?

と、あまり突っ込みをいれてもハンガリー人の自尊心を傷つけてしまいますので、ここは素直に“革命と自由戦争記念日”を祝ってあげましょう。(もうすこしこの記念日について興味のある方はこちらを参照)

毎年恒例の国会議事堂のセレモニーの後、数キロ離れた”革命”の拠点地、国立博物館まで、当時の軍服を着た騎馬隊やブラスバンドの演奏を携えて首相や重臣達が練り歩きます。

来月は4年に一回の総選挙のためか、いつもよりも過敏に政治的な意見の対立が目立ちます。

特に民族意識が高揚するこのような記念日には随分と右がかった人たちの鼻息が荒いです。

左寄りの現政権の首相であるジュルチャーニ氏にも、記念式典から歩いていても容赦なく市民からの罵声が投げかけられます。

まあ首相たるものそんなくだらない罵声にも笑顔で答えてます、この笑顔で。

やはり近くで見てもビル・ゲイツに似ている。

学生時代の写真をネット上で拾ったけど、もっと似ている・・・

まあ個人的にそう思っているだけでどうでもいいことなのですが。

このような国家を揺るがすような事件があった日は記念日になっており、多くの人が胸にハンガリーの三色旗をかたどったバッヂをつけています。(写真はそのバッヂを売っているお婆ちゃん)

今時、学校での国旗掲揚だとか国歌斉唱がうんぬんされている事態が、どれだけ異常なことか再認識されるハンガリーの祝日の一日でもあります。
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この記事のコメント一覧

バルダ | 2006/3/24 23:59

こんにちわ♪
ミュージカル『エリザベート』の中で、
ハンガリーの革命家達がカフェで密会するシーンがあるのです。
そこで、カフェの客らが歌うシーンがあるのですが、
海外版のCDだと、アンサンブルの中に「詩人」という役があるのです。あえて詩人とは不思議だとは思っていましたが、意味は分かりませんでした。

なるほど、この時期のハンガリーでは
「カフェ」と「詩人」は必須なのですね!

早速TBさせていただきます。

バルダ | 2006/3/25 00:08

すみません。
早とちりでした。
ミュージカルは「ウィーン」のカフェでした。

嬉しさのあまり、確認せず書いてしまいました。

ハンガリーの革命家だから、ハンガリーだとばかり…^^;
ちなみに革命家の名前は「エルマー・バチャーニー」です。

Szagami(さがみ) | 2006/3/25 05:16

バルダさん:
ミュージカルのエリザベートを見ていないので細かいことを言える立場ではないのですが、1848年の革命時、詩人のペトゥーフィ(Petofi Sandor)はブダペストのPilvaxカフェで談義しています。で、その仰るエルマー・バチャーニーはこのときに銃殺された初代首相のバッチャーニ・ラヨシュ(Batthany Lajos)の息子、バッチャーニ・エレメール(Batthany Elemer)のことだと思います。

バルダ | 2006/3/26 01:02

ありがとうございます。
書いてみるものですね^^;

エルマーは英語読みなんですね。
舞台では「最も古い家柄」って言ってました。
初代首相の息子かぁ!

もう少し、調べてみます。
私にはたどり着けない情報です。
ありがとうございます。

Szagami(さがみ) | 2006/3/27 17:13

バルダさん:
ハンガリーで一番古い家柄かどうかはわかりませんが、確かにバッチャーニ家は古くから続いているそうです。もし更にお調べになられるようでしたら、ハンガリー表記も書いておきますのでご参照下さいね。

バッチャーニ → Batthány
エレメール → Elemér

バルダ | 2006/3/31 18:42

ありがとうございます。

今のところ「詩人」役の人は、
非常に声が高いか、女性が演ずる場合もある、
ということしか分かっていませんが^^;

「エリザベート」を知るには、ハンガリーは欠かせないと思うのです。
なぜ、自分がこうもシシーに惹かれるのか…。
多くの人が思っているのでしょうね。

Szagami(さがみ) | 2006/4/1 04:50

バルダさん:
シシー、奇行が多かったと伝えられていますが、それ以上の魅力があったからこそここまで多くのファンがいるのでしょうね。

ペトゥーフィは結構、細身の男性だったのでやはり“詩人役”は彼の可能性が?・・・一応ポートレイトを載せておきますね。

http://www.hung-art.hu/frames.html?/magyar/o/orlai_pe/muvek/1/orlai101.html
http://magyar-irodalom.elte.hu/sulinet/igyjo/setup/portrek/petofi/petofis.htm

バルダ | 2006/4/14 20:10

写真見ました。
ありがとうございます。本当に細身ですね。
国民的な英雄なのですね。
確かに、腕力で戦うタイプではないですよね。

ふと、私の中ではエリザベートの中の設定よりも、
「詩人が革命を起すハンガリーって?」という
興味に変わっていることに気付きました。
私の中では詩人=風流とか、そんなイメージなのでしょう。どうも、それは違うのですよね。

だいたい、ハンガリーはおろか、
ヨーロッパのことも何も知らないのです。
^^;気長に調べていこうと思いますので、
これからも宜しくお願いします。

Szagami(さがみ) | 2006/4/16 22:22

バルダさん:
何だか少しずつハンガリーにはまりかけてらっしゃる・・・かな?“ハンガリー良いとこ一度はおいで!”なんてサイト作りをしている管理人としては嬉しい限りです。そうですねぇ、文章や写真からハンガリーを理解していただくのもいいですが、明らかに他のヨーロッパ料理と違うハンガリー料理や白・赤・ロゼの概念を覆すデザートワインのトカイなどを食さ、五感からハンガリーを感じ取るのも一つ、近道ですよ。

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