ニューヨーク・カフェ

ハンガリーのガイドブックからニューヨーク・カフェの既述が消えてからどのくらい経っただろうか?

未だに“工事中のため閉店”と書かれているガイドブックもあるかな?

建設ラッシュが起こった19世紀末、一攫千金の夢を追い求めて各国から人が集った輝かしき時。

当時、ブダペストには数百のカフェが店を構え、中流階層の社交場と化していました。

また詩人や作家の溜まり場であり、常に文化や情報の発信地だったカフェ。

大理石張りの床、上を見上げれば高い天井から薄暗く怪しげに輝くシャンデリア。

煙草の煙の靄の中から芸術談議の声が響き、昼となく夜となく人の出入りが途絶えない憩いの場。

しかし、ブダペストの街が焦土化した第二次世界大戦後もその名声を保ってきたカフェは数少なく、ニューヨーク・カフェがその筆頭例として当時の名残を偲ばせていました。

それも減価償却や修復の概念がない共産時代に老朽化が著しく進み、外資の手を借りなければどうにもならない状態に。

確か1998年くらいに閉鎖してしまいSzagami(さがみ)も数回しか足を運べませんでした。

その後、イタリアの会社が買収してホテルとして再開するそうで、ここ数年のんびりと工事をしていました。

漸く、修復を終えたその外観を最近見せるようになり、報道によると今年には再オープンするとのこと。


あのきらびやかな内装の店内でまたお茶を楽しめるなんて、楽しみです。

蛇足ですが、改装前には多くの観光客が訪れていたためにスリの皆さんが道を挟んだ反対側のベンチで物色していました。

今度、再オープンする時にはそんな余計なものは復活しないよう願いますが・・・
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