聖イシュトヴァーンの怒り?

8月20日、初代国王聖イシュトヴァーンの日で祝日。

でも振り替え休日がないので日曜日に当たっている今年はちょっと特別な日曜日。

聖イシュトヴァーン大聖堂の聖体顕示箱に安置されている初代国王の右手のミイラ。

大聖堂の高僧や僧侶達が恭しくその箱を担ぎ上げてこの日を祝います。


(昨年8月20日の大聖堂にて)

でも近年はこの祝日がイベント化され、年を追う毎に派手になる・・なってきました。

静粛な日のはずなのに、ハンガリーをキリスト教国にしてヨーロッパの仲間入りを果たした王に想いを馳せる日なのに。

自由の歯止めが利かなくなってしまったのか、単なるお祭り騒ぎの8月20日。

ドナウ河ではジャンボ機が鎖橋すれすれに飛行したり、セスナ機のアクロバット飛行(動画)、更にはジグザグ飛行でタイムを競ったりとイベントとしては楽しいのですが、8月20日は聖イシュトヴァーンの日。

夜には恒例の花火の打ち上げ。

嵐がやってくる可能性があるから花火大会を中止すべきだとの気象庁の警告を無視して。

嵐は予定通り花火の打ち上げ途中から登場し、夜空に散った光が突風で流されます。

その後は打ちつける雨と疾風によってテレビ中継も途切れ、風に乗った花火の破片が屋根にばらばらと降り注ぎ、窓ガラスの割れる音。

それでも花火は予定通りに打ち上げ続けられました。

後には深夜まで続く救急車と消防車のサイレンの音。

結局、嵐によって木がなぎ倒されたりして4人が死亡、250人以上が怪我。

既に責任所在の擦り合いが始まってます。

不謹慎と思われるかもしれませんが、自然に対する驕り高ぶりと聖イシュトヴァーンのお怒りの結果のような気がします・・・



久しぶりの更新、なので一押しを
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この記事のコメント一覧

budapestlife | 2006/8/22 15:58

いつもながらリアルな写真拝見しました。ずっとサイレンがなりやまず、火事や怪我人がでているのかも、とは思っていましたがこんなにも大勢が被害にあったとは。気の毒に・・・。相変わらずハンガリーにいてもニュースが分からないので、火の粉が風に流されたことも写真で良く分かり、詳細が理解できました。ありがとうございます。

Szagami(さがみ) | 2006/8/24 17:13

budapestlifeさん:
テレビではまだ誰の責任だかを討論していますね。
といっても中間管理職辺りが首になった程度で行政、管理会社、気象庁皆でちょっとの痛みわけでお仕舞いでしょう。明日正午から一分間、一斉に黙祷の時間がとられます。

budapestlife | 2006/8/24 21:13

黙祷ですか・・・死者まで出たんですものね。ほんとうに「ばちあたり」なひとは無傷で、無邪気にやってきたひとが傷を負ったり帰らぬ人になってしまったというのは残念なことですね。

Szagami(さがみ) | 2006/8/25 01:14

budapestlifeさん:
ブラックユーモア的にうまいこと仰いますね。
身に落ちかかる災を知らぬとすれば無邪気の極・・・ですか。

budapestlife | 2006/8/28 21:09

今日、突然、日本の友人から「ハンガリーで暴風があって、大変なことになっているとテレビで見ました。無事ですか?」という携帯からのメールがきました。よほどすごい映像が日本に来てるんでしょうね。

Szagami(さがみ) | 2006/8/29 01:17

budapestlifeさん:
日本でもこのニュース流れたのですか!
逆に日本のニュースを見ていて

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060826i111.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060827i303.htm
http://www.asahi.com/national/update/0827/TKY200608260265.html

なんて記事を見つけて、打ち上げ花火は危険がいっぱいと思ってしまいました。

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