首相退陣デモ

日本でも大々的に報道?されているようなので、走り書きのメモと写真を貼っておきます。

現ジュルチャーニ首相が総選挙で勝利を収めてから、矢継ぎ早の改革を断行しました。

財政赤字縮小のために何がしかの痛みは伴うであろうと殆どの人が思っていましたが、それがかすり傷程度の痛みでなく、全身を走る激痛のようだったからさあ大変。

食料品などの付加価値税が増税(15%→20%)、ガス・電気など公共料金の20-30パーセント値上げ、学費の値上げ、公務員のリストラ、原則無料だった医療費に初診料徴収と、ざっと市民生活にかかわる出費が増えるのにも拘らず最初に掲げた目標までにユーロ圏に入れないのです。

更に10月1日の地方選挙を前にして、“タイミング良く”首相の愚痴交じりのテープ。

“今までずっと嘘つきまくってました。”

なんてことがリークされたから生活に不満を持っている人たちが爆発、正確に言うとそれに乗じて不満の吐き出し口を暴力的なデモに訴えました。

ひとつここに在住の方、または今週から来週くらいにブダペストへいらっしゃる予定の方、夜のお出かけはなるべく控えて下さいね。

国会議事堂前、その裏のSzabadság広場は昼でもデモの襲撃を受けたMTV(Magyar Televizió)を取り囲むように武装警官隊によって封鎖されています。

また市内各地で散発的に警官隊との衝突が起こる可能性がありますので、夜には用事をつくらないように。

昨晩はこんなだったようです。Népszabadságの画像から12

といっても一時期、フランス全土に広がった暴動のようなものではありませんので、ご安心を。

ただ、時間と場所を選んで行動を。



↑デモ隊がなだれ込み乗用車が燃やされたMTV正面玄関


↑武装警官隊が警備するMTV周辺の自由広場・落書きをされた旧ソ連開放碑

↑国会議事堂前で集り始めるデモ隊が掲げた看板

↑夜に備えて英気を養う武装警官
また速報を見たいと思ったら一押しを
ranking001.gif

この記事のトラックバック

この記事のコメント一覧

ローズ | 2006/9/21 03:06

さがみさん こんにちわ。今回のデモをCNNでみていました。首相の嘘が公になり(とうとう という感じもしますが・・・)  国民のみんながいままでおさえていた気持ちが 爆発してしまったのですね。みんなが怒る気持ちはハンガリー人の主人をもつわたしにも良くわかります。でも それと同時にとても悲しい気持ちになりました、 彼の国がこのような事件を起こした事 他の国からの評価や印象も下がってしまうでしょう。EU加盟国にもかかわらず まだまだ安定していない国ということを 世界に示してしまったようにも思えます。 でもそれと同時にこの事件をきっかけに 少しでも政治の向きが変わってくれればと思います。
ベルリンの壁崩壊のきっかけをつくったり 西側との間の鉄柵を取り除いたりと 勇気あるハンガリー人、さがみさんがおっしゃっているように 国民自体が その国を変えていくしかないと わたしも思います。
  




バラード | 2006/9/21 05:56

ここ暫くは落ち着かない日が続きそうですね。
出来るだけ外出は控えようと思います。

ところでデモ隊の看板もちゃんと韻を踏んでいますね。
こんな時でもちゃんと韻を踏んでクレームを付けるなんてさすがハンガリー、と感心しました。

Szagami(さがみ) | 2006/9/23 16:42

ローズさん:
もう少し冷静に見ると地方選挙戦に絡んだデモと見るべきだと思います。実際に本当の“まともな”市民が大勢、暴力的な行動を起こしたわけではありませんので。デモを勧めたFIDESZ党首オルバーン元首相は暴力的なデモに発展した後にも拘らず、党の集会などをやろうとしているなど、騒ぎを収めようとする気配がないのも痛いです・・・

バラードさん:
ラーコーツィ通りでも衝突があったことを知ったときには驚きましたね。最近はどうだか知りませんが、ブラハルイザ広場は以前、よくネオナチの集会に使われていましたので、不満を呼び込みやすい場所なのかもしれませんね。

それにしても暴動初日の翌晩、テレビ出演していたオルバーンのにやけた顔、印象的でした。大笑いしそうなところをぐっとこらえているようで・・・

コメント投稿欄

< 牛、出現、消滅 | トップに戻る |